TopPage
環境のトップ
墓地の緑化運動
 墓地には石が多い。昔は土の上に木のお墓であったが、最近は木製の墓は数少なく、お墓そのものも石を敷き詰めたりして土の露出度がめっぽう減っている。本来お墓はひんやりするものだが、今はヒートアイランド現象のためか蒸し暑くて仕方がない。お墓に緑がほとんどないためである。しかも森林を伐採して目先の利益のための墓地が増えつつある。
 環境問題がこれほど騒がれている中、お墓も緑化する必要がるのではないだろうか?
 英語では墓地はgraveyardだが、遠まわしにMemorial Parkと呼んでいる。これは故人の生きていた証の意味合いが非常に強い。そしてその子孫もその先祖と向き合うことで、自分自身を向き合うこともできる。そしてそこにParkという言葉が使われている限り、誰もが入りやすい場所にする必要はないだろうか?
 
ドイツのチュービゲン市では墓地を森林公園にし、それを市役所が環境保全の一環として宣伝している。

写真はドイツチュービゲン市の墓地
日本でも高野山の奥の院の本来の参道では杉並木が立ち並び、すばらしい情景を浮かべている。

写真は 奥の院一の橋 入り口
日本にも外国にも実例がこのようにあり、不可能ではないと思われる。
現在、各務原市と岐阜県に墓地の面積を調べていただいている。
古いものは仕方がないが森林破壊をして作られたものに対してはしっかりと反省をし、できる限り緑化していくことを義務付ける必要があるのではないだろうか。